六番目の小夜子
髪とミステリー、第6回は
六番目の小夜子 /恩田陸
あらすじ
津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。
高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。
三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。
そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。
学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだデビュー作品
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学園モノなんだけど、どこか歪んだ世界観で
冒頭のシーンなんかは、ハリーポッターの世界のような日本なのかも分からなくなる描写。
頭の隅に何か引っかかるものを感じながらもいつのまにか物語の中に入り込んでしまう恩田さんワールド。
主人公/沙世子のまわりで次々に巻き起こる出来事にハラハラさせられっぱなし。
振り回されながらも、真実を追う姿に凛としたかっこよさを感じる作品。
最後まで展開がどんどん変わっていくので、予想していた結末を見事に裏切られるんだけど、それがミステリーの醍醐味なのかも。
そんな今回は、主人公沙代子を勝手にヘアデザイン!
本の表紙にイラストが描かれていたけど、
僕の中ではもっと凛としたイメージだったので、黒髪で可愛さよりもカッコよさ多めでデザインしてみた。
ではまた次回に!
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